住人の声は般若心経

この階は、ほとんどの人が寝たきり状態です。
あちらこちらから、毎日のように聞こえてくる住人の声 「オーイ オーイ、ア~ア~、ウォ~ウォ~、チョト~チョト~、イタイ~イタイ~、ダレカキテ~ダレカキテ~、ウッモ~ウッモ~、ギャ~ギャ~」
時には優しく・・・時には険悪な・・・時には力強く・・・時には悲しく・・・言葉にならないこれらの声。
不安、罪悪感、怒り、失望、悲しみ、驚き、後悔、心配、羨望、悩み、苦しみ・・・
般若心経のように、人間の身体から全てが抜けかけているのだろうか。
私の身体からも少しずつ抜けかけている、無に近付いている、そして空に・・・
そうなる前に何か証を、生きた証を、と言う事で今のブログの作成に全力投球で頑張ります。
若いころに般若心経を覚えた事があるのですが、途中から同じところをグルグルと繰り返し、先に進まない。 まるで邪念から抜け出せないように。

般若心経(意味要約)
この世を構成するすべては空であり、実体がない。
肉体や感覚も、生まれる・消える・汚れる・清らか・増える・減ることもない。
人の体や心が感じることや、考えることはすべて存在しない。それらを知らないことから起こる、悩み苦しみも存在しない。 しかし、老いも死も避けることはできず、悩み苦しみは尽きることがない。 それらをすべて解決などできないし、その方法を知ることもできない。 そこで、すべてのことにこだわりを持たず、欲望から離れることでこそ、悟りを得て涅槃へと至ることができる。

1999年48歳の時に頭を強打して頚椎椎間板ヘルニアで右手が痺れる。 2011年60歳の時に草刈り機で左足甲裂傷7針縫う。 2015~6年64~5歳の頃には覇気がなく少しボケを感じる。 物忘れや痴呆症ぎみになり、あくびが良く出る、手足に力が入りにくい、ロレツが回りにくい、何か解らないが身体に違和感がある、冬場なのに汗をかく、脈が速い、仕事中に頬杖をつく、足のこむら返り、背中の同じピンポイントで蚊が刺したような痛みを感じる、体重の減少、大泣きした後のようなひくつき、顔面のぴくつき など 2017年1月には服のボタンが留められなくなり、その年の9月にALSの認定がおり、日本ALS協会に入会、尊厳死協会にも入会して胃瘻や人工呼吸器の手術は受けないと決意する。 2019年7月 ギリギリまで頑張ったのですが、食事を飲み込むのが苦しくなり遂に 胃瘻手術を受けました。

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