瀬戸内 想い出の高速船
まだ瀬戸大橋のない頃、四国の高松まで色んな船に乗ってよく行きました。
JR宇高連絡船経由で
岡山の宇野港~四国の高松港を結ぶ宇高連絡船は、時速20km/hでのんびりとした一時間の船旅です。船尾の甲板で販売されていた、汐風を受けながら食べるうどんは、格別でした。 朝寝坊して電車に乗り遅れた時は、急行券を買って所要時間23分のホーバークラフトに乗りました。(ホーバークラフトはJRの急行扱いであった) ※JR=旧国鉄
1988年に瀬戸大橋線が開通し、貨物車両を搭載する宇高連絡船とホーバークラフトが廃止
大阪弁天埠頭から
弁天埠頭から水中翼船で高松港まで行きました。 関西汽船と加藤汽船が九州・四国航路を開設しており、大変賑わっていました。
1995年に弁天埠頭フェリーターミナルが閉鎖
神戸青木埠頭から(東神戸フェリーターミナル)
青木埠頭から夕方に乗船し、一升瓶を囲んでワイワイいいながら雑魚寝。 早朝、高松に到着、電車の時間まで暫く仮眠してから下船し、簡易食堂で朝食。 高松駅から電車で坂出駅へ。
1999年に東神戸フェリーターミナルが閉鎖
私が乗った高速船は、走っている姿がダイナミックでカッコよく・大きなエンジン音・叩き付けるような振動・窓は水しぶきで景色が見えない・海が荒れるとよく欠航していました。
ジェットフォイル(水中翼船全没翼型)
川崎重工で15隻建造され、ボーイング社製7隻を含め20隻ほどが日本の海を駆け巡っています。 ガスタービンエンジン駆動のウォータージェット推進機によって、時速80kmで海面を飛ぶように走っています。 自動姿勢制御装置により、常に船体のピッチング、ローリングなどの動揺を制御しているため、乗心地がよく、船酔いをしないという特徴があります。
ホーバークラフト
三井造船で19隻建造され、水陸両用でエンジンはヘリコプターと同じガスタービンを備え付け、空気で船体を浮かせて、時速80kmで海面を飛ぶように走っていました。
水中翼船(半没翼型)
主に日立造船で50隻ほど建造され、瀬戸内海を中心に時速65kmで海面を飛ぶように走っていました。
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