最後の晩餐

いつもと変わらない食事ですが、一人で食べる最後の食事になりました。
うらごしのおかずは、口に含んでも中々飲み込めません。
口を開けると涎が出て来ます。
薬は潰して、ヨーグルトに混ぜて飲み込みます。
吸うのも、飲み込むのも、もう限界です。
お粥は喉に引っかかると大変なので、全部残しました。
椅子に座って食事していると、頭が重くて首が痛い。
カップを持つ手も、腕も動きにくい。
指の間に挟んだプラスチック製スプーンも、なかなか動かせない。
今年の1月から、もう少し、もう少しと頑張ってきましたが、もう限界です。

1999年48歳の時に頭を強打して頚椎椎間板ヘルニアで右手が痺れる。 2011年60歳の時に草刈り機で左足甲裂傷7針縫う。 2015~6年64~5歳の頃には覇気がなく少しボケを感じる。 物忘れや痴呆症ぎみになり、あくびが良く出る、手足に力が入りにくい、ロレツが回りにくい、何か解らないが身体に違和感がある、冬場なのに汗をかく、脈が速い、仕事中に頬杖をつく、足のこむら返り、背中の同じピンポイントで蚊が刺したような痛みを感じる、体重の減少、大泣きした後のようなひくつき、顔面のぴくつき など 2017年1月には服のボタンが留められなくなり、その年の9月にALSの認定がおり、日本ALS協会に入会、尊厳死協会にも入会して胃瘻や人工呼吸器の手術は受けないと決意する。 2019年7月 ギリギリまで頑張ったのですが、食事を飲み込むのが苦しくなり遂に 胃瘻手術を受けました。

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