意思伝達の難しさ①

2017年11月 多根総合病院に入院、呼吸補助器バイパップの使用開始。
2018年7月 日生病院に入院、バイパップ+酸素2㍑/分のマスク着用。
2018年9月 咲洲病院に入院、殆どしゃべれず、透明な文字ボード+筆記で対応。
2019年3月 視線入力パソコン《miyasuku EyeConSW》による意志伝達システムを購入。
上記の通り会話が出来なくなり、今ではパソコンによる意思伝達を行なうように努力していますが、なかなか難しいのが現状です。

・伝えたい内容を予め記録しておき、発話ボタンを押すだけならば完璧に伝わります。
・キーボードボタンに登録した定型文ならば、直ぐの対応が可能です(ワード数が限られる)
・じっくりと聞いてくれる態勢の人には、定型文を使いながらの会話が可能です。

しかしながら、日常の会話ではパソコン操作中に相手がどこかに行ってしまう。そこで直ぐに対応しようとして、動きの悪い身振り手振りで伝えようとするのですが、全く伝わらなくて、お互いがイライラしてしまうのです。状況を考えれば簡単に理解できるはずの言葉に、とんでもない言葉が帰って来ます。この前は透明版にかなを書いたボードを取ってもらった迄は良かったのに、私が見える位置にボードがありません、手振りでもっと上を繰り返すと相手は怒って何処かにいってしまいましたとさ。焦るとパソコン操作を間違え、キーボードのボタンを打ち間違え、文字変換を忘れて、またまたイライラしてしまいます。

※解決策
【その場の会話】

・キーボードは会話に必要な文字だけのシンプルなものを選び、大きく表示させて入力ミスを減らします。
・キーボードのボタンに「ちょと待って」「よく聞いて」をキーボードメーカーで定型文登録しておきます。
・入力文字は変換しない、ひらがなのままでも発話ボタンを押せば同じです。
・小文字は使わなくても十分に伝わります。
【伝えたい内容が決まっている場合】
・予め伝えたい内容を意思伝達掲示板に書いておきます。
・想定される、あらゆる定型文を予め登録しておきます。
・相手の気持ちをこちらに引き付け、マイペースでパソコン操作を行ないます。
・定型文を多用し、接続語は省略します。
・ 結論を短くまとめて先に言います。
・ 結論と中身のつながりをしっかり考えます。
・ 中身が具体的になるように努力します。

1999年48歳の時に頭を強打して頚椎椎間板ヘルニアで右手が痺れる。 2011年60歳の時に草刈り機で左足甲裂傷7針縫う。 2015~6年64~5歳の頃には覇気がなく少しボケを感じる。 物忘れや痴呆症ぎみになり、あくびが良く出る、手足に力が入りにくい、ロレツが回りにくい、何か解らないが身体に違和感がある、冬場なのに汗をかく、脈が速い、仕事中に頬杖をつく、足のこむら返り、背中の同じピンポイントで蚊が刺したような痛みを感じる、体重の減少、大泣きした後のようなひくつき、顔面のぴくつき など 2017年1月には服のボタンが留められなくなり、その年の9月にALSの認定がおり、日本ALS協会に入会、尊厳死協会にも入会して胃瘻や人工呼吸器の手術は受けないと決意する。 2019年7月 ギリギリまで頑張ったのですが、食事を飲み込むのが苦しくなり遂に 胃瘻手術を受けました。

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